釧路サンマの美味しい訳
その秘密には釧路沖の海流が深く関わってます。
サンマの群れは冬から春にかけて北へ移動し、夏から秋にかけて南下します。
道東沖を通過する8月~10月にサンマの群れは14~18℃の水温のところを餌となる動物性プランクトンを食べながら移動します。
特に道東沖は暖流と寒流が交差し栄養価が高い海水の為、大型で脂肪を多く含んだ動物性プランクトンが大量に生息します。
その餌を食べ脂がのり丸々と太った釧路サンマが美味しいのは当然の事と言えるでしょう。
サンマの群れは10月中旬以降南下が始まり、本州へ回遊する頃は脂肪含有量がかなり低下するので、釧路サンマは脂がのって美味しいと言われています。
結論
たくさんの動物性プランクトンを食べサンマは丸々と太り脂がのり
道東という最高の環境によって旨みが増す。
だから釧路沖を通過するサンマは美味しいのです。
道東という最高の環境によって旨みが増す。
だから釧路沖を通過するサンマは美味しいのです。
平成16年度 釧路産サンマの脂肪含有割合 (一尾あたり) | |
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8月 | 18.2~29.2% |
9月 | 23.0~35.0% |
10月上旬 | 21.0~27.6% |
年平均 | 20.7~30.6% |
※脂肪含有割合は日によって多少異なります。
一般的に脂肪と聞くと、「太る」「体に良くない」というイメージがありますが、これは動物性の脂肪の事で、魚の脂肪に関しては、まったく逆なのです。
脂が多ければ多いほど美味しく、体に良いのです。